- 不動産コラム
『真の』住みたい街ランキングNo.1はどこ?
毎年各社から発表される「住みたい街ランキング」や「本当に住みやすい街ランキング」。
横浜や吉祥寺、恵比寿、ここ最近は上位の常連となった大宮や浦和、
近年ファミリー層の誘致政策が功を奏しランキング急上昇の流山おおたかの森、等様々ですが、
『真の住みたい街』とはどこだと思いますか?
みなさんも是非お考えください。
ご自身の「住みたい街」とはどこですか?
正解は・・・
「現在住んでいる街」です。
意地悪な解答だったかもしれませんが、これまで多くの方にこの質問をしてきましたが、
この答えを聞くと案外みなさんご納得されるものです。
※私「香月」のオリジナルな見解です(^^;
実際に、マイホーム探しのご相談にお越しになられる方の多くは、
・現在お住いの近く
・ご両親等のご実家の近く
等、馴染みの有る場所でご検討されている方が多いと感じます。
あくまで横浜や吉祥寺等は、住んでみたいとは思うのかもしれませんが、
現実的に購入して住みたい街とは少し別の話のようです。
ということは、裏を返すと結局のところ「住めば都」ということなのです。
そう考えると、マイホームの探し方も大きく変わってくるかもしれませんね。
物件探しのご相談をいただく方の中で、住みたいエリアの中でなかなか物件が出て来ない、と、数年マイホーム探しをされているという方が中にはいらっしゃるのですが、
お話を伺ってみると、かなり難しい条件で探されている、ということが要因であることが多いものです。
例えば、エリアの相場と比べて予算が低かったり、相場よりも広いお部屋を優先度の高い条件とされていたり、といった内容です。
ですがマイホーム探しは、希望するエリアと、予算やその他条件との兼ね合いです。
相場と条件がマッチしていれば問題はないのですが、そこがミスマッチの場合はどれだけ探しても希望する物件はなかなか出てはきません。
もしも希望するエリアで条件に沿う物件がなかなか見つからず、何かを譲歩しなければならないという場合、思い切ってエリアを広げて探してみるのも良いかもしれません。
今候補に挙げているエリアのどういった所が気に入っているのか?
それは他のエリアではかなえられない事なのか?
数年後に解消される「今だけ」の条件ではないか?
といったように、自問自答してみることもお勧めです。
エリアに縛られている概念を一度フラットにして視野を広くすることで、物件の希望条件も叶えられる、住んでも良いなと思える街に出会える可能性が広がります。
エリアを変えずに築年数や駅からの距離、広さ、リノベーション費用を削り、満足度の低い住宅に住むのか。
もしくは、思い切ってエリアを広げて、満足度の高い住宅に住み、住み慣れることでその街が好きになる。
そういった考え方も悪くないのではないでしょうか。
そしてその街はいずれ、みなさんの「真の住みたい街」になるのだと思います。
更新日:2023.02.27